ラインアップが豊富なヤマハ MT-09
YAMAHAのMT-09は、Synchronized Performance Bike(シンクロナイズド・パフォーマンス・バイク)という開発コンセプトのもとに作られたスタンダードなスポーツバイクです。
こちらは週末のスポーツライディングやロングツーリングといったものだけでなく、毎日の通勤通学にも使いやすい日常生活に馴染んだバイクということを考えて作られており、大排気量であるにも関わらず乗りやすさを追求されています。
2014年に初代モデルが登場しているのですが、当初より爆発的に人気が出たモデルです。
発売当初の年間販売計画は1500台であったということですが、これがすぐに4000台にまで上方修正されるというほどで、現在でもYAMAHAのバイクのファンが満足するバイクとしてよく知られています。
ここ最近では2016年10月にドイツで開催されたインターモト2016においてマイナーチェンジが発表されており、欧州地域において高い人気があることを示しました。
MTシリーズの系譜をみてみると、初代モデルとして開発されたのが2005年発売のMT-01です。
そちらがのちにMT-10、MT-09、MT-07、MT-25、NT-125といったラインナップに拡大しており、現在でもMT-25、MT-03、MT-07、MT-09/MT-09SP、MT-10/MT-10SPが新車販売されています。
YAMAHAの大型バイクと言えば、なんと言ってもYZFシリーズが有名ですがこちらも同様に舗装道路を走行することを前提としたスポーツバイクとしてスタイリッシュな見た目で個性を放っています。
MT-09の位置づけはそんなMTシリーズの中でも特に自由度の高いバイクということでライダーの乗りたいところに自由に走行することができるところに特性があります。
大型なのに中型のような吹上を感じられる
MT-09の基本スペックとして水冷4ストロークDOHC直列3気筒4バルブエンジンが搭載されており、総排気量は847ccです。
外観的には欧州仕様を意識していることがよくわかるネイキッドタイプで、躍動感のある走りを3気筒という特性が作り出してくれています。
3気筒エンジンは他社ではあまり見かけませんが、YAMAHAがクロスプレーン・コンセプトにより特別に開発をしたもので、こちらが粘り強いトルクやスムーズな吹き抜けを実現します。
また軽量アルミフレームとフレーム外側締結リアアームが設置されており、排気量に対して小さめの車両と負担のかかりにくいライディングポジションをとることができます。
軽い車体は楽なハンドリングのもとにもなっており、吹上のよいエンジン回転もあってまるで中型バイクのような軽快さを感じることができます。
それでいながら高速走行時には大型バイクらしい操縦暗転性があり、全体的に非常に乗りやすいという印象を与えてくれます。