どうして保管場所を決めるのか、その理由
バイクを購入する場合には、あらかじめ保管場所を決めておきましょう。
とくに大型バイクの場合には、購入した後になって「どこに置こうか」となるとなかなかよい場所を見つけにくいことも多く、適切ではない場所に置くと後日トラブルに見舞われる恐れもあります。
単に保管するスペースが確保できるだけでなく、スムーズに出し入れできる場所を確保することができるかどうかも重要です。
自転車に比べてサイズが大きい一方、自動車と比較するとしっかりとした駐車スペースを確保する機会が少ないバイクは、保管場所でこの出し入れの問題を抱えてしまいがちです。
例えば集合住宅の場合、他の人が置く自転車やバイクに出し入れする進路を塞がれてしまわないかどうかなどを確認しておく必要があるわけです。
さらに後述するトラブルに見舞われないためにも、いつも同じ場所に安心して保管できる場所を確保することが望ましいのです。
起こりやすいトラブルとは?
トラブルの筆頭はやはり盗難でしょう。
良いバイクであればあるほどそのリスクは高くなります。
人気の高い、最新のモデル、あるいは希少価値のあるクラシックなモデルの場合は油断すると盗難のターゲットにされてしまう恐れがあります。
それから、傷や汚れの問題もあります。
雨ざらしにすることで錆などの劣化の問題を抱えてしまうのはもちろんですが、路上からよく見える場所に置いておくと、悪意のある人から傷をつけられる恐れがあります。
さらに先述したように、出し入れがスムーズではない場所だと、他の人が自転車やバイクを出し入れする時にこすってしまい傷がついてしまうといったリスクも出てくるでしょう。
セキュリティはどうする?
盗難を防ぐためのセキュリティでは、やはりその場から動かすことができないよう固定するアンカーやチェーンなどのロックを使うのが一番確実です。
それも簡単には切断できないような頑丈なものを使いましょう。
それでも気になるという方は、アラーム機能つきのアイテムを使うのもおすすめです。
あとは風雨を防ぐためのカバーですが、できるだけ防水性に優れたものでバイク全体を覆う環境が理想的です。
ただあまり厳重なカバーにすると、自分が乗る時や保管する時にちょっと面倒になってしまう面もあるので、気をつけましょう。
出し入れが簡単な上に風雨をしっかり防ぐことができる簡易型のバイク専用のガレージも販売されているので、スペースを確保できるなら検討してみるのもよいでしょう。
月々の費用がかかってしまいますが、コンテナを借りてバイク専用のガレージとして使用する、なんて方法もあります。
理想としては屋内のガレージが理想的ですが、それが難しい場合にはセキュリティ面に十分注意しつつ自分のバイクに適した保管場所を確保するよう心がけたいところです。