Z900RSの概要と特徴
Z900RSは、カワサキが2024年モデルとして送り出した、最新のテクノロジーを満載したモデルです。
カワサキのZ1シリーズはブランドを代表する人気モデルで、たくさんの名機を生み出してきました。
Z900RSも、Z1が伝統的に受け継いできたクラシックな雰囲気のボディーデザインを持っています。
多少アップライトのボディーラインと共に、存在感のあるマフラーや無骨なエンジン周りのパーツ構成などが特徴的、ヘッドライトは大きな丸形でやはりクラシカルな印象を与えます。
Z900RSはこうしたクラシックな雰囲気を持ちつつも、最新のテクノロジーが満載なのが注目ポイントです。
新設計のエンジンは948ccあり最高出力は111PSとなり最大トルクは98N/mを叩き出します。
水冷式のDOHC4バルブ並列4気筒のエンジンを制御するために、アシスト・スリッパクラッチが搭載されています。
また、燃費性能を向上させるためのエコノミカルライディングインジケーターというテクノロジーを搭載し、エンジンパワーを維持しながらも消費燃料を減らすという一見矛盾した取り組みを実現させています。
そして、単に性能を高めるだけでなく、エンジン音のチューニングにもこだわっています。
エンジン構造と排気系の組み合わせによって、より美しく聞こえるサウンドを作り出しました。
Z900RSをおすすめの理由
Z900RSはこのように非常にパワフルで走行性能に優れたバイクなのですが、幅広い層にとって乗りやすいマシンとなっています。
エルゴフィットを重視したシャーシマネジメントを行っていて、体格と体力ともに優れた人だけでなく体が小さい方や女性でも無理なく乗りこなせる構造と制御システムが採られています。
また、ブレーキはフロントデュアルディスプレイセミフローティングディスク、リアにシングルディスクとしABS装置を標準で入れています。
しっかりとした制動力を確保するだけでなく、安全に最大限配慮したコントロールのしやすいブレーキシステムを作っているのです。
コーナーへの進入時の微妙なブレーキングや、トラブル回避のためのフルブレーキングなども自分の思うとおりにコントロールできます。
こうした、パワーがありつつも、誰でもきちんと制御できる仕上がりになっているのが、Z900RSのおすすめしたいポイントです。
また、温かみがあってどこか懐かしい想いを掻き立ててくれるデザインもおすすめの理由です。
モンスタークラスのパワーと走行性能を持っているのですが、見た目はなじみ深く誰からも愛されるデザインです。
そして、2024年モデルはいくつものカラーリングを出していて、どれも個性的でこだわりを感じるものばかりです。