画像引用元:ハーレーダビッドソンジャパン
日本で大人気のハーレー・ダビッドソンについて
日本国内のバイク市場の中心になっているのが、4大メーカーとされるホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキです。
これらのメーカーは世界的に非常に高い評価を受けているのですが、国内の販売台数を見ると完全に国内メーカーのみが独占しているというわけではありません。
バイクは自動車よりも所有する人の趣味やファッションセンスが強く関係するものなので、必ずしも性能面で優れている国内メーカーばかりが選ばれるというわけではありません。
かつては性能面に不安があるとされていた輸入バイクも、現在ではかなり性能が向上しておりかつてのような故障トラブルのリスクは低くなりました。
輸入バイクの種類としては、BMW、ドゥカティ、トライアンフ、モトグッツィ、KTMなどがありますが、それらの中でも飛びぬけて日本で知名度があるのがハーレー・ダビッドソンです。
ハーレー・ダビッドソンは1903年にアメリカのウィスコンシン州ミルウォーキーの小さなガレージで誕生したメーカーでしたが、その後世界的なバイクブームを追い風に次々と人気車種を世に送り出し一躍世界的に有名なバイクメーカーに成長しました。
日本においては特に大型バイク市場で一際存在感を見せており、大型免許を取得している人たちから「将来的に乗ってみたいバイク」として常に上位に挙げられるメーカーとなっています。
ハーレー・ダビッドソンの人気車種
大型二輪市場だけに限って見てみると、国産の製品よりも高い売上を挙げているのがハーレー・ダビッドソンです。
人気のあるモデルとしては「スポーツスター」「ダイナ」「ソフティル」といったところが代表的で、新たに登場した「ストリート」も加えて非常に数多くの車種が見られます。
日本においてハーレー・ダビッドソンが非常に高い人気を誇っている理由の一つとなっているのが、独特の「アメリカンバイク」というジャンルを確立しているからです。
「アメリカンバイク」は海外では「クルーザー」と呼ばれているタイプのことなのですが、ゆったりとしたシートと前後が非常に長いモデリング、前傾姿勢をとらなくても乗れる構造といったところが他のバイクと違った大きな特徴となっています。
ハーレー・ダビッドソンのモデルの多くで採用されているのが空冷Vツインエンジンで、実際にまたがってアイドリングをさせていると独特の大きな鼓動のような振動を体感することができます。
ただ古いモデルになるとエンジンがあまりにも大味すぎて、握力のない女性ライダーなどは手がしびれて運転しづらくなってしまうという問題もあるようです。
いい意味でも悪い意味でも国産バイクとはかなり印象が違うのがハーレー・ダビッドソンの特徴と言えるでしょう。